首取り様2
言われてみてばたしかにそれによく似ているマークだ。
真ん中に大きく漢字でなにかが書かれていて、丸い図形がその上に描かれてる。
「もしかしてこの地蔵を保有している神社かお寺のマークなんじゃないかな?」
春香の声が大きくなる、
けれど佳奈には聞こえていなかった。
その御朱印帳のようなマークに目が釘付けになってしまい、動くことができない。
「それならこれと同じマークを扱っている神社へ行けばいいんだ!」
明宏が大きなヒントを見つけたかのように喜んでいる。
それでも佳奈はただ呆然と立ち尽くしていた。
だって、だって、地蔵の背中に彫られているそのマークは……。
「私、持ってる」
ポツリと呟いたその言葉を誰もが聞き逃してしまいそうだった。
「なんだって?」
聞き返したのは大輔だ。
真ん中に大きく漢字でなにかが書かれていて、丸い図形がその上に描かれてる。
「もしかしてこの地蔵を保有している神社かお寺のマークなんじゃないかな?」
春香の声が大きくなる、
けれど佳奈には聞こえていなかった。
その御朱印帳のようなマークに目が釘付けになってしまい、動くことができない。
「それならこれと同じマークを扱っている神社へ行けばいいんだ!」
明宏が大きなヒントを見つけたかのように喜んでいる。
それでも佳奈はただ呆然と立ち尽くしていた。
だって、だって、地蔵の背中に彫られているそのマークは……。
「私、持ってる」
ポツリと呟いたその言葉を誰もが聞き逃してしまいそうだった。
「なんだって?」
聞き返したのは大輔だ。