首取り様2
☆☆☆
地図を頼りに歩いて来ると、そこには長い長い石段が現れた。
しかしその石段は左右の木々に埋もれてしまいそうで、歩いて登ることができるのか不安になるほど荒れ果てている。
「本当にここでいいのか?」
大輔が不審そうな顔を佳奈へ向けた。
佳奈自身、小学校の頃に見た姿と随分かけ離れていて戸惑っている。
「長い石段がったことは覚えているの。だからここだと思うけど、こんなに荒れてるなんて……」
石段をふさぐように枝が折れているのに、それが放置されているのはどう考えてもおかしい。
もしかしたら三福寺はすでに廃寺になってしまっているんじゃないだろうか?
そんな不安を覚えながら一歩一歩石段を登っていく。
石段は小学校の頃感じたよりもずっと緩やかで登りやすいもののように感じられた。
それくらい自分が成長したのだ。
地図を頼りに歩いて来ると、そこには長い長い石段が現れた。
しかしその石段は左右の木々に埋もれてしまいそうで、歩いて登ることができるのか不安になるほど荒れ果てている。
「本当にここでいいのか?」
大輔が不審そうな顔を佳奈へ向けた。
佳奈自身、小学校の頃に見た姿と随分かけ離れていて戸惑っている。
「長い石段がったことは覚えているの。だからここだと思うけど、こんなに荒れてるなんて……」
石段をふさぐように枝が折れているのに、それが放置されているのはどう考えてもおかしい。
もしかしたら三福寺はすでに廃寺になってしまっているんじゃないだろうか?
そんな不安を覚えながら一歩一歩石段を登っていく。
石段は小学校の頃感じたよりもずっと緩やかで登りやすいもののように感じられた。
それくらい自分が成長したのだ。