首取り様2
「これを見て」
春香に言われて振り向いた。
お賽銭箱の上にちぎれた紙切れが乗っていて今にも風で吹き飛ばされてしまいそうだ。
それに近づいて見てみると、御朱印帳の一部であることがわかった。
誰かがいらなくなって破り捨ててしまったようだ。
そしてそこに書かれているマークは……。
「同じだ」
大輔がつぶやく。
佳奈はお守りを取り出して破れた御朱印帳に残ってるマークと照らし合わせて見た。
御朱印帳の方はマークの全貌がわからなくなっているが、半分くらいは一致している。
「ここの御朱印帳のマークで間違いないと思う」
佳奈はしかりとした口調で答えた。
これで自分たちと地蔵を結ぶものができた。
その瞬間、ザァッと強い風が吹いて森から落ち葉を運んできた。
4人はゴミが目に入らないように手で風をかわす。
春香に言われて振り向いた。
お賽銭箱の上にちぎれた紙切れが乗っていて今にも風で吹き飛ばされてしまいそうだ。
それに近づいて見てみると、御朱印帳の一部であることがわかった。
誰かがいらなくなって破り捨ててしまったようだ。
そしてそこに書かれているマークは……。
「同じだ」
大輔がつぶやく。
佳奈はお守りを取り出して破れた御朱印帳に残ってるマークと照らし合わせて見た。
御朱印帳の方はマークの全貌がわからなくなっているが、半分くらいは一致している。
「ここの御朱印帳のマークで間違いないと思う」
佳奈はしかりとした口調で答えた。
これで自分たちと地蔵を結ぶものができた。
その瞬間、ザァッと強い風が吹いて森から落ち葉を運んできた。
4人はゴミが目に入らないように手で風をかわす。