首取り様2
☆☆☆
ようやく地蔵にたどり着いたとき、足跡はほとんど消えてなくなってしまっていた。
「嘘でしょ、これじゃ探せない!」
佳奈の顔がサッと青ざめる。
今までは足跡がヒントを残してくれていたのに、難易度が上がるにつれてそれすら失われてしまいそうになっている。
「行くしかない」
大輔が先頭に立ち、微かに残っている足跡の後を追いかける。
どれだけ早足で追いかけて行っても、足跡は途中で完全に途絶えてしまっていた。
そこは住宅街の一角だったが、古い家が多く空き地や空き家も多い場所だった。
「この前の高級住宅街とは大違いだな」
明宏は呟いた。
少し歩く方向が違うだけで、こうも景色が変わるものなのかと驚いている。
「でも、このへんの方が探す場所が多そうだね」
ようやく地蔵にたどり着いたとき、足跡はほとんど消えてなくなってしまっていた。
「嘘でしょ、これじゃ探せない!」
佳奈の顔がサッと青ざめる。
今までは足跡がヒントを残してくれていたのに、難易度が上がるにつれてそれすら失われてしまいそうになっている。
「行くしかない」
大輔が先頭に立ち、微かに残っている足跡の後を追いかける。
どれだけ早足で追いかけて行っても、足跡は途中で完全に途絶えてしまっていた。
そこは住宅街の一角だったが、古い家が多く空き地や空き家も多い場所だった。
「この前の高級住宅街とは大違いだな」
明宏は呟いた。
少し歩く方向が違うだけで、こうも景色が変わるものなのかと驚いている。
「でも、このへんの方が探す場所が多そうだね」