首取り様2
空き家
空き地は昨日と変わらず鬱蒼と木々が茂った場所があり、探すのならその辺りしかなかった。
あとは古びた土管が置かれているだけで、中にはなにもないことをすでに確認している。
佳奈たちはスマホで木々の隙間を照らしながらもう片方の出て草をかきわけて頭部を探した。
一瞬それらしいものがあったかと思って動きを止めても、それは少し大きめの石だったりする。
「ないな」
途中で大輔が疲れたような声を出した。
それを合図にして佳奈と春香も身を起こした。
ずっと中腰で探していたから、体が固まってしまっている。
それほど広い広間ではないし、木々が茂っているところは全体の半分ほどだ。
探し始めて30分経過しても見つからないということは、やっぱりここに明宏の首はないということみたいだ。
「どこを探す?」
大輔が2人へ向けてそう聞いたときだった。
ガサガサ草木が揺れる音がして視線をそちらへ向けた。
あとは古びた土管が置かれているだけで、中にはなにもないことをすでに確認している。
佳奈たちはスマホで木々の隙間を照らしながらもう片方の出て草をかきわけて頭部を探した。
一瞬それらしいものがあったかと思って動きを止めても、それは少し大きめの石だったりする。
「ないな」
途中で大輔が疲れたような声を出した。
それを合図にして佳奈と春香も身を起こした。
ずっと中腰で探していたから、体が固まってしまっている。
それほど広い広間ではないし、木々が茂っているところは全体の半分ほどだ。
探し始めて30分経過しても見つからないということは、やっぱりここに明宏の首はないということみたいだ。
「どこを探す?」
大輔が2人へ向けてそう聞いたときだった。
ガサガサ草木が揺れる音がして視線をそちらへ向けた。