首取り様2
美樹と明宏は佳奈に声をかけることができずに、ドアの前で立ち止まった。
そして、布団を見つめて息を飲む。
その布団は微かに上下しているのだ。
まるで首のない慎也がちゃんと呼吸をしているかのように。
その異様な光景に美樹が青ざめていく。
それでも佳奈はベッドの横に立ち、そっと右手を伸ばした。
布団のはしをしっかりと掴むと、一気にそれを引き剥がした。
首のない慎也の体があらわになる。
手は胸の上で組まれていて、腹部はしっかりと上下している。
その光景は異様で吐き気を催すものだった。
部屋の空気がヒンヤリと冷たくなり、何度も室温が下がったように感じられた。
美樹が右手を口に当てて出てきそうになる嗚咽を必死でこらえている。
佳奈は首のない慎也の体の上にかがみ込むようにして、胸に自分の耳を押し当てた。
ドクンッドクンッドクンッ。
そして、布団を見つめて息を飲む。
その布団は微かに上下しているのだ。
まるで首のない慎也がちゃんと呼吸をしているかのように。
その異様な光景に美樹が青ざめていく。
それでも佳奈はベッドの横に立ち、そっと右手を伸ばした。
布団のはしをしっかりと掴むと、一気にそれを引き剥がした。
首のない慎也の体があらわになる。
手は胸の上で組まれていて、腹部はしっかりと上下している。
その光景は異様で吐き気を催すものだった。
部屋の空気がヒンヤリと冷たくなり、何度も室温が下がったように感じられた。
美樹が右手を口に当てて出てきそうになる嗚咽を必死でこらえている。
佳奈は首のない慎也の体の上にかがみ込むようにして、胸に自分の耳を押し当てた。
ドクンッドクンッドクンッ。