首取り様2
目的
佳奈が落ち着くのを待ってから3人はリビングへ戻ってきていた。
それぞれソファに座り、冷蔵庫で冷やしておいた麦茶がテーブルに置かれている。
「慎也は死んでない。ただ首を取られただけの状態ってことだ」
明宏は冷たいお茶で喉を潤してから口を開いた。
「それってどういうこと?」
美樹が聞き返す。
「現実ではありえないけれど、首を切られても死んでいない。ということは、地蔵は別に僕たちの命がほしいわけじゃないと思うんだ」
「私達の首だけがほしいってこと?」
美樹の質問に明宏は頷いた。
「そう。だから命までは奪わなかった」
「でも、今のままの状態が続けばいずれ死ぬんでしょう?」
佳奈視線を上げた。
「普通ならそうだな。飲み食いができないんだから」
「もしも、そこだけ現実的だったら?」
それぞれソファに座り、冷蔵庫で冷やしておいた麦茶がテーブルに置かれている。
「慎也は死んでない。ただ首を取られただけの状態ってことだ」
明宏は冷たいお茶で喉を潤してから口を開いた。
「それってどういうこと?」
美樹が聞き返す。
「現実ではありえないけれど、首を切られても死んでいない。ということは、地蔵は別に僕たちの命がほしいわけじゃないと思うんだ」
「私達の首だけがほしいってこと?」
美樹の質問に明宏は頷いた。
「そう。だから命までは奪わなかった」
「でも、今のままの状態が続けばいずれ死ぬんでしょう?」
佳奈視線を上げた。
「普通ならそうだな。飲み食いができないんだから」
「もしも、そこだけ現実的だったら?」