イカれ恋人
少し待っててと言われて、手足を縄できつく拘束されてから一時間ほど。


あの男の言ってる事とやってる事が違いすぎる。

それとも元々愛してる人をこんなふうに縛り上げる趣味があるのか………ありそうだな。


そろそろ本気で助けを呼ぼうと、縄の緩みを確かめていた時だった。

ガチャ、と扉の開く音がした。


「ただいま。プレゼントだよ」


入ってきた男が下げているのはビニール袋。

ガサリと音をさせたそれには、赤黒いナニカで満たされていた。
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