彼、予約済みです。
私たち二人に気を使ってすみちゃんとハルさんは体育館の中に入っていってしまった。
(私にどうしろって言うの〜!?)
「会いに来るなら言ってくれたらよかったのに」
「め、迷惑になるかなと思って⋯⋯」
そう言うと湊さんは可笑しそうに笑いはじめた。
「ははっそれじゃあ連絡先交換した意味ねぇじゃん」
笑う顔まで綺麗なので思わず見とれてしまう。
「日南さん?」
「あっえっと。でもよかったです。ハルさんが湊さんのことを呼んでくれて。私には呼ぶ勇気はなかったので」
そう言って気付いた。
なぜか湊さんがとても不満そうな顔をしていることに。
「湊さん⋯⋯?」
声をかけるけど反応はない。
寧ろもっと機嫌が悪くなった気がする。
「あの⋯⋯」
「⋯⋯んで」
よく聞こえなくて首を傾げてしまう。
「なんで、ハルのことは下の名前で呼ぶの?」
「⋯⋯え?」
(私にどうしろって言うの〜!?)
「会いに来るなら言ってくれたらよかったのに」
「め、迷惑になるかなと思って⋯⋯」
そう言うと湊さんは可笑しそうに笑いはじめた。
「ははっそれじゃあ連絡先交換した意味ねぇじゃん」
笑う顔まで綺麗なので思わず見とれてしまう。
「日南さん?」
「あっえっと。でもよかったです。ハルさんが湊さんのことを呼んでくれて。私には呼ぶ勇気はなかったので」
そう言って気付いた。
なぜか湊さんがとても不満そうな顔をしていることに。
「湊さん⋯⋯?」
声をかけるけど反応はない。
寧ろもっと機嫌が悪くなった気がする。
「あの⋯⋯」
「⋯⋯んで」
よく聞こえなくて首を傾げてしまう。
「なんで、ハルのことは下の名前で呼ぶの?」
「⋯⋯え?」