彼、予約済みです。
突然のその言葉に思考が停止してしまう。
すみちゃんは今何を言ったのだろうか。私がミスコンに?ありえない。
「無理無理!私なんかじゃ優勝なんて夢のまた夢だよ!?」
けれど私の意思に反してみんなは次々と「日南さんならいけるっしょ」「日南さんモテるし大丈夫だって!」と賛成のいを示す。
私がモテるとは。
私は絶対にやりたくないので「無理!」と言い続ける。
しかし必死の抵抗も虚しくミスコンの女子枠は私になってしまった。
「というわけで、うちのクラスのミスコンは男子が千葉君、女子が日南に決定となりました」
(どうして⋯⋯どうしてこんなことに⋯⋯)
そう思いながら項垂れていると横に立っていた千葉君が声をかけてきた。
「日南さん、一緒にがんばろうね」
「千葉君は大丈夫だと思うけど⋯⋯私は多分優勝とか無理だよ」
そう言うと千葉君は一瞬驚いた顔をする。
するとそれを聞いていたらしいすみちゃんが千葉君に言った。
「あー、ダメダメ。実栗は自分が可愛い自覚ないから」
「すみちゃん何言ってるの!?」
私が可愛いとかありえない。
絶対他の子の方が可愛いに決まってる。
そんなことを考えていると千葉君がもう一度こちらを向いて口を開いた。
「自信もった方がいいよ。日南さんすごく可愛いんだから」
「へっ⋯⋯!?」
唐突すぎるその言葉に驚いて変な声が出てしまった。
「ダメだよ、千葉君。その子好きな人いるんだからそんなこと言ったら」
またしても会話を聞いていたすみちゃんが千葉君に向かってそう言った。
「好きな人が?ふぅん⋯⋯」
「ちょっ⋯⋯すみちゃん!?」
「文化祭も湊さんが来るって喜んでたもんねー」
「もうー!」
こんな感じで文化祭は果たして無事成功できるんだろうか。
すみちゃんは今何を言ったのだろうか。私がミスコンに?ありえない。
「無理無理!私なんかじゃ優勝なんて夢のまた夢だよ!?」
けれど私の意思に反してみんなは次々と「日南さんならいけるっしょ」「日南さんモテるし大丈夫だって!」と賛成のいを示す。
私がモテるとは。
私は絶対にやりたくないので「無理!」と言い続ける。
しかし必死の抵抗も虚しくミスコンの女子枠は私になってしまった。
「というわけで、うちのクラスのミスコンは男子が千葉君、女子が日南に決定となりました」
(どうして⋯⋯どうしてこんなことに⋯⋯)
そう思いながら項垂れていると横に立っていた千葉君が声をかけてきた。
「日南さん、一緒にがんばろうね」
「千葉君は大丈夫だと思うけど⋯⋯私は多分優勝とか無理だよ」
そう言うと千葉君は一瞬驚いた顔をする。
するとそれを聞いていたらしいすみちゃんが千葉君に言った。
「あー、ダメダメ。実栗は自分が可愛い自覚ないから」
「すみちゃん何言ってるの!?」
私が可愛いとかありえない。
絶対他の子の方が可愛いに決まってる。
そんなことを考えていると千葉君がもう一度こちらを向いて口を開いた。
「自信もった方がいいよ。日南さんすごく可愛いんだから」
「へっ⋯⋯!?」
唐突すぎるその言葉に驚いて変な声が出てしまった。
「ダメだよ、千葉君。その子好きな人いるんだからそんなこと言ったら」
またしても会話を聞いていたすみちゃんが千葉君に向かってそう言った。
「好きな人が?ふぅん⋯⋯」
「ちょっ⋯⋯すみちゃん!?」
「文化祭も湊さんが来るって喜んでたもんねー」
「もうー!」
こんな感じで文化祭は果たして無事成功できるんだろうか。