彼、予約済みです。
「ねぇ実栗。湊さんってあの人だよね?」
自己紹介が終わったあとすみちゃんが話しかけてきた。
「うん、そうだよ」
「やっぱり?こんな偶然ってあるんだねー」
本当にその通りだ。
諦めようと思って来たら好きな人が来るなんて諦めるなと言っているようなもの。
「実栗ちゃん、楽しんでるー?」
そう言ってきたのは向かいに座っていた人。名前は⋯⋯えっと⋯⋯なんだっけ。
「俺、実栗ちゃんタイプなんだよねー。ねね、俺とかどう?」
「え⋯⋯」
どう、と言われても私は湊さんが好きなので他の人は眼中に無い。
返答に困っていると斜め前に座っていた湊さんが口を開いた。
「日南さんが困ってるだろ。やめとけ」
「ちぇーっ」
こんな風に助けてくれるなんてかっこよすぎて惚れ直してしまう。
自己紹介が終わったあとすみちゃんが話しかけてきた。
「うん、そうだよ」
「やっぱり?こんな偶然ってあるんだねー」
本当にその通りだ。
諦めようと思って来たら好きな人が来るなんて諦めるなと言っているようなもの。
「実栗ちゃん、楽しんでるー?」
そう言ってきたのは向かいに座っていた人。名前は⋯⋯えっと⋯⋯なんだっけ。
「俺、実栗ちゃんタイプなんだよねー。ねね、俺とかどう?」
「え⋯⋯」
どう、と言われても私は湊さんが好きなので他の人は眼中に無い。
返答に困っていると斜め前に座っていた湊さんが口を開いた。
「日南さんが困ってるだろ。やめとけ」
「ちぇーっ」
こんな風に助けてくれるなんてかっこよすぎて惚れ直してしまう。