甘い悪夢へようこそ
屋敷の中は広く、部屋の数も多いため、まるで迷路のようだ。長い廊下を歩き、何度も角を曲がった後、マシューはある部屋のドアを開ける。
「どうぞ、お姫様」
「あ、ありがとう……」
マシューに連れて来られた部屋には、長いテーブルが置かれ、天井にはシャンデリアがぶら下がっている。テーブルの上には一枚の皿と、フォークとナイフが並べられている。
「おっ、やっと起きたか〜」
ミアがテーブルを見つめていると、マシューのものとは違う声が聞こえてくる。振り返れば、マシューより少し背が低く、黒い髪にサファイヤのような青い目をした男性がいた。この男性も華やかな顔立ちである。マシューと同じ格好をしており、ミアを見てどこか嬉しそうにしている。
「えっと、あなたは……?」
「俺はカイル。不幸なお姫様であるミアを幸せにするためにここに連れて来たんだ」
カイルに手を取られ、マシューが豪華な椅子を引く。エスコートされたミアが椅子に腰をおろすと、先ほどまで何もなかったお皿の上にカップケーキが現れた。
「えっ?」
「どうぞ、お姫様」
「あ、ありがとう……」
マシューに連れて来られた部屋には、長いテーブルが置かれ、天井にはシャンデリアがぶら下がっている。テーブルの上には一枚の皿と、フォークとナイフが並べられている。
「おっ、やっと起きたか〜」
ミアがテーブルを見つめていると、マシューのものとは違う声が聞こえてくる。振り返れば、マシューより少し背が低く、黒い髪にサファイヤのような青い目をした男性がいた。この男性も華やかな顔立ちである。マシューと同じ格好をしており、ミアを見てどこか嬉しそうにしている。
「えっと、あなたは……?」
「俺はカイル。不幸なお姫様であるミアを幸せにするためにここに連れて来たんだ」
カイルに手を取られ、マシューが豪華な椅子を引く。エスコートされたミアが椅子に腰をおろすと、先ほどまで何もなかったお皿の上にカップケーキが現れた。
「えっ?」