短編小説集
もずくの1日
僕はもずく。
猫のもずく。
この世界にはたくさんの異種族が存在するんだけど、その内の1つである猫種が僕だ。
名前がもずくなのはおかしい?
別にいいじゃないか!
僕の親は海藻が好きなんだから。
「ふぁぁぁー!たくさんねたなぁ」
目が覚めたらもう、お昼になってた。
…まだお腹空いてないし、ウマ娘やろっかな。
ポチポチスマホでウマ娘を育てる…。
「私、長距離が走りたいんです!バクシーン!」
うん、今日もサクラバクシンオーちゃん可愛いぞ。
…あ………、僕…昨日オフロ入ってなかった。
風呂に入ろっと。
きっもち良かったー!
身体から微かにシャンプーの香りがして鼻をクンクンひくつかせる。
良いニオイ………
ついでにお風呂掃除もしたんだけど、身体も風呂も綺麗になったからか僕、メッチャハイテンション!
僕ってエライ!
さ!次は何をやろっかなぁー
「ぐぅーーー」
…お腹空いた。
冷蔵庫の中、お酒しかない。
…買い物めんどくせぇー
風呂入ったばっかなのに外行きたくねぇー
俺、冷蔵庫開けたまま固まった。