人生を小説にするならば。
感情

人間

幼稚園から何気なく人生を歩んできた私が、自分の人生に疑問を持ったのは、小学4年生の時だった。


へらへら猫を被って生きてきた私は世渡り上手で、「そういう子」が好きな男の子に告白されたのだ。

私は、形のないものが嫌いだ。

目に見えないものが嫌いだ。

言葉にしないと伝わらないものが嫌いだ。


だから、「好き」という感情、人を狂わせる恋というものが大嫌いだった。
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