首取り様3
ただ首がほしいだけで終わるのか、検討もつかない。
「わからない。もしかしたら今夜は首を見つけることができるかもしれないじゃん」
春香はできるだけ明るい口調で言った。
ここで自分まで暗くなってしまうと、前へ進むことができなくなってしまいそうで怖かった。
「さっきね、明宏も美樹の体を確認してたよ」
佳奈は客間の押入れに入れている美樹の体を思い出した。
美樹の体はあれ以来確認していなかったが、彼氏である明宏がしっかり者だからきっと大丈夫だと思っていた。
「美樹の体も生きているんでしょう?」
「うん」
春香は頷き、佳奈はホッとため息を吐き出した。
どちらか一方の体が死んでしまったりしたら、きっと自分たちはもう一緒にはいられない。
同じように調べ物をして、動くことなんてできない。
それは目に見えている事実だった。
「わからない。もしかしたら今夜は首を見つけることができるかもしれないじゃん」
春香はできるだけ明るい口調で言った。
ここで自分まで暗くなってしまうと、前へ進むことができなくなってしまいそうで怖かった。
「さっきね、明宏も美樹の体を確認してたよ」
佳奈は客間の押入れに入れている美樹の体を思い出した。
美樹の体はあれ以来確認していなかったが、彼氏である明宏がしっかり者だからきっと大丈夫だと思っていた。
「美樹の体も生きているんでしょう?」
「うん」
春香は頷き、佳奈はホッとため息を吐き出した。
どちらか一方の体が死んでしまったりしたら、きっと自分たちはもう一緒にはいられない。
同じように調べ物をして、動くことなんてできない。
それは目に見えている事実だった。