首取り様3
☆☆☆
その後美樹の体も確認して心音を聞いた佳奈は、ようやくリビングへ戻ってきていた。
その時にはすでに大輔がスコップを片手に仁王立ちをしていて、佳奈は瞬きを繰り返した。
「これから俺たちがあいつらの仲間の首を探しに行こうと思う」
大輔からそう説明されたときには心臓がドクンッと早鐘を打った。
「私達が探すの?」
思わず聞き返したが、大輔は真剣な表情で頷くだけだった。
今のイケニエたちに探す気がないのなら、自分たちで探し出す。
そして、地蔵に頸がつくことを阻止するのだ。
「僕たちなら首を探すのは簡単なはずだ。今まで見つけた場所をまた探せばいいだ
けだから」
明宏もやる気になっているようで、その顔には笑みさえ浮かんでいる。
確かに、今まで佳奈たちは5箇所で首を発見している。
そして地蔵は5体。
首があった場所の共通点にだって気がついている。
普通に考えれば同じ場所にあると思うだろう。
その後美樹の体も確認して心音を聞いた佳奈は、ようやくリビングへ戻ってきていた。
その時にはすでに大輔がスコップを片手に仁王立ちをしていて、佳奈は瞬きを繰り返した。
「これから俺たちがあいつらの仲間の首を探しに行こうと思う」
大輔からそう説明されたときには心臓がドクンッと早鐘を打った。
「私達が探すの?」
思わず聞き返したが、大輔は真剣な表情で頷くだけだった。
今のイケニエたちに探す気がないのなら、自分たちで探し出す。
そして、地蔵に頸がつくことを阻止するのだ。
「僕たちなら首を探すのは簡単なはずだ。今まで見つけた場所をまた探せばいいだ
けだから」
明宏もやる気になっているようで、その顔には笑みさえ浮かんでいる。
確かに、今まで佳奈たちは5箇所で首を発見している。
そして地蔵は5体。
首があった場所の共通点にだって気がついている。
普通に考えれば同じ場所にあると思うだろう。