首取り様3
その時間すらももどかしい。
《佳奈:頭を見つけた! けれど触れることができないの!》
それにいち早く反応したのは明宏だった。
《明宏:それ、どういうことだ?》
《佳奈:わからない。頭だけに振れられないの。地蔵に持っていくことはできない!》
そのメッセージを送った後すぐに既読がついたが、返事はなかった。
佳奈はどうしていいかわからず立ち尽くす。
ひとまずここにいることは知らせておいたから、みんな来てくれるはずだ。
森の入口まで移動してしばらく待っていると、3つの懐中電灯の明かりが見えた。
佳奈は「こっち!」と声を上げる。
近づいてきた光は明宏たちのものだった。
「頭に振れることができなかったんだって?」
「そうなの」
頷きつつ、明宏たち3人を頭部のあった場所まで案内する。
そこに置かれている頭部を見て春香が微かに息を飲んだ。
明宏は頭部に近づいていくと躊躇することなく手を伸ばした。
《佳奈:頭を見つけた! けれど触れることができないの!》
それにいち早く反応したのは明宏だった。
《明宏:それ、どういうことだ?》
《佳奈:わからない。頭だけに振れられないの。地蔵に持っていくことはできない!》
そのメッセージを送った後すぐに既読がついたが、返事はなかった。
佳奈はどうしていいかわからず立ち尽くす。
ひとまずここにいることは知らせておいたから、みんな来てくれるはずだ。
森の入口まで移動してしばらく待っていると、3つの懐中電灯の明かりが見えた。
佳奈は「こっち!」と声を上げる。
近づいてきた光は明宏たちのものだった。
「頭に振れることができなかったんだって?」
「そうなの」
頷きつつ、明宏たち3人を頭部のあった場所まで案内する。
そこに置かれている頭部を見て春香が微かに息を飲んだ。
明宏は頭部に近づいていくと躊躇することなく手を伸ばした。