真面目な私は、チャラい彼に溺愛されてるみたいです。

ちょ、調子狂うなー。


そんなことを思っているとタイミングよくインターホンが鳴った。


「俺の荷物～！」


夏川さんが玄関に出て、ドアを開ける。

本当に夏川さんって良くわかんない人。

私は一応手伝いをするために、夏川さんの後をついて行く。


「多っ！」


私は目の前の荷物の量に口が開いてしまう。


「こんなに棚に入りきらないですよ」


「良いじゃん。こよみ、これ持って」


彼は私に一番小さい段ボールを渡してくる。


「これ、Ｔシャツいっぱい入ってるから、棚に入れて言ってくれたら助かる」


「あー、はーい」