真面目な私は、チャラい彼に溺愛されてるみたいです。
でも、私は一人が好きだから、全然平気。

だけど母は、一応私も高校生の女子だから、一人暮らしをさせるのに大分抵抗があって心配してくれている。

まあ、私みたいな人に誰も興味ないだろうけどね。


‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴


「あっ!こよみ~!久しぶり。元気だった?」


私と反対の性格をしている母は、人づきあいがうまい。
友達も多いし、なにより明るい。


「うん。元気だよ」


私は母に笑いかけて、すぐに洗面所に行って手を洗ってから学校でつけている眼鏡をはずして三つ編みをしている髪もほどいた。


学校ではなるべく目立たないように地味な容姿をしているけど、顏は母譲りなためよく美人って言われたりする。

だから顔だけみて私に告白してくる人は多いわけで……。

面倒くさいので顔を隠している。
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