その声で名前を呼ばないで
目を覚ますとベッドの横には梨沙が座ってた。
「睦月〜!お昼になっても起きないから心配だったよ、よく眠れたみたいでよかったけど!」
「今何時?」
「もう3時だよ、体育祭終わったし」
「・・・そっか、玉入れ一緒に出れなくてごめんね」
「もー!そんなのいいに決まってるじゃん!睦月が元気なら私はそれでいいんだよ!」
「ありがとう梨沙」
照れ隠しのようにケラケラ笑う梨沙。私はこの明るさにいつも助けられている。