さぁ、秘密の恋をはじめよう。
しばらくすると、目が覚めたようでソファから起き上がった。

「目、覚めた?」

「あぁ。寝ちゃって悪かったな。」

「いや、全然大丈夫だよ!」

てかむしろありがとうございます!!
なんて思っていると、颯斗はポンポンとソファをたたく。

座れってこと?

ただ持っていただけのシャーペンを机に置いてからソファに座ると、横からぎゅっと抱きしめられた。はわぁっ!

「すいが足りない。充電させてくれるか?」

「事後報告だけど、いいよ。許す。」

「ありがとな。」

私も応えるように颯斗に体重を預けると、さらに強く抱きしめられた。

「ふふっ、ちょっと、強いって。」

「しょうがないだろ?学校じゃ話すどころか会うことすら駄目なんだ。このぐらいさせろよ。」

おかげで毎日すい不足だ。と、いい声で耳元に呟かれる。

息が耳にかかっててやばい。
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