数馬くんのことが好きすぎて腹がたつ


二人がキスをしているところを見て改めて自分の気持ちに気がついた。


数馬くんのことが私はやっぱり好きやってこと。


だから、あの時、気づいたら泣いていた。


目から自然と涙が溢れてきて、流れていた。


いくら心が体を騙そうとしても。


私が思ったよりも体は正直で。


人間の体って、嘘つかへんねんなって。


私、もう決めてん。


北海道の大学へ行こうと思う。


本来、この3年間私は何の為に大学の受験勉強を頑張ろうと思ったのかその原点を考えてみた。


私の極めたいことがその大学にはいっぱい詰まっているからだ。
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