扉 ~カクテルの味は恋の味?~
年明け5日
まだ会社も始まってなかったので、マスターに連絡をして少し早い時間にPortaに行った。
出来立てのホームページを携えて。
「あけましておめでとうございます。マスター今年もよろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくねー。頼りにしてるよ~」
「フフ。今日はホームページを見てもらおうと思って。」
「ホント! どれどれ。・・・わー 出来てる。すごいすごい。」
「カクテルのところは、いっぺんに出すのではなく少しずつ増やしていこうと思っています。やっぱりスタートは『チャーリー・チャップリン』です。」
「うんうん。そうだよね。ぜったい、それはそう。」
マスターはショートストーリーを読んだ。
「このショートストーリーいいね。短いけど雰囲気が伝わる。素敵。他のもある? 見たい。」
真奈美は出来上がっている3種類を見せた。
「どうですか? 」
「大変良くできました! 花丸あげます! 」
「フフフ、小学校以来です。うれしい。もう掲載準備できていますから、細部確認してもらえれば今日立ち上げ出来ます。スマホでも見やすいように作っています。」
「カクテルのショートストーリーが更新されていけば、それを楽しみにしてくれる人がいるかもしれないよね。カクテルネタ尽きちゃうかな? でも結構種類あるし・・・尽きたらその時はまた考えよう。年始の挨拶も入れてね。あと、定休日の確認っと。」
「今日の開店前にはアップできますよ~」
マスターはとても喜んでくれた。(よかった。嬉しい!)