扉 ~カクテルの味は恋の味?~

 マンションに着いて、ドアを閉めた途端、真柴はさっきより大人のキスをした。激しく。真奈美は何が何だかわからない・・・立っていられない・・・
「ベッド行こうか。」
 真柴はひょいっと真奈美をお姫様抱っこして連れて行った。
 真奈美はベッドに押し倒された。メガネをはずされさらにキスをされた。次から次へと。
「綺麗だよ。真奈美ちゃん。」
「真柴さん・・・わ 私、初めてなので・・・ゴメンナサイ・・・」
「何言ってるの。僕が初めての男だなんで感激だよ。」
「あー待って・・・あぁ・・・」
真柴は、やさしく真奈美を導いた。やさしく、時に激しく・・・朝まで・・・

 朝、真奈美が起きたら、隣でのぞき込む真柴がいた。
「おはよ~ チュ! 」
 真柴は真奈美の頬にキスをした。
「あっ! おはよう・・・ございます。」
 真奈美は恥ずかしいのでまた布団をかぶり、目だけ出した。
「大丈夫? いきなり無理させちゃった。ごめん。」
 真奈美はコクンとうなずいた。
「シャワー浴びる? もうすぐ10時だから、どこかでブランチしてそのあと水族館行こうか? でも辛かったら今日はずっとここにいてもいいよ? 」
「・・・大丈夫です。水族館行きたいです。」
真奈美は恥ずかしそうに言った。
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