チョコよりも甘いキミの溺愛。
告白してしまった。
もう後戻りは出来ない。こうなったら当たって砕けろ!
なかなか返事がないのでそーっと、顔をあげてみると、先輩は顔を赤くしてチョコを受け取ってくれた。
「先輩?…………わっ、」
いきなり腕を掴まれたかと思えば引き寄せられる。そして………気づいた時には、先輩の腕の中だった。
ードキドキ………。
静かな屋上。私の心臓の音だけが聞こえる。
な、なんで先輩に抱きしめられてるんだろう。暖かくて、心地いい………。
「よかった………」
「え?」
「瑠璃が、俺の事、好きでいてくれて」
「…………、そんなことを言うの、反則ですよ。先輩………私のこと、どう思ってますか?」
何が起きているか分からない状況で意味わかんないことを聞いた。って、自分で聞いてどうする!
私はアホか!
「好き、だよ。めちゃくちゃ」