チョコよりも甘いキミの溺愛。
そ、そんな甘い声でささやかないでください!
心臓が持ちません!
まさかの両想いで頭の中はパニック。嬉しいやら、緊張やらで気持ちはぐちゃぐちゃだ。
「瑠璃が好き。俺の、彼女になってください」
諦めていた先輩からの愛の告白。先輩の腕の中は暖かくて、ずっと抱きしめて欲しいと思ってしまった。
「私も、好きです!大好きです!」
胸の中に顔を埋めてそう叫ぶ。想いが溢れて止まらなかった。
すると先輩はそっと私を引き剥がすと、
「先輩、………んっ、」
優しく、くちびるにキスを落とした。私の、ファーストキス………。
私のくちびるを包み込むように何度も何度もキスがふってくる。
甘い、リップ音が屋上に響く。
「ようやく、俺のものになったな。これから覚悟しろよ」
ようやくくちびるが離れたかと思うと突然そんなことを言ってきた。
「はぁ、はぁ………ひゃあ!」