好きって言ったら困りますか?

本音

夕方になりお母さんが帰ってきたと同時に亜佳梨が家に来た。








コンコン




「香理奈?入ってもいい?」


「うん」


「今日学校来るの遅いせいで守ってあげられなくてごめんね。」


「亜佳梨は何も悪くないから謝らないで」


「せっかくボールペンもらったのに壊すなんてありえない。」


「もう先生のことはあきらめる」


「いいの?それで。亜佳梨は負けた気がしてやだ」


「そもそも先生の事好きになっても叶うはずなんてないよ。好きになったらだめなんだよ」


「先生を好きになったらダメなんてルールあるの?ダメって決まりでもあるの?先生も普通の人間だよ?香理奈が誰を好きになろうがいいじゃん。それが先生でも。叶うことが難しい恋でも。亜佳梨はどんな時でも香理奈の味方だし応援する。」


「亜佳梨、ありがとう」




そんな話をしていると家のチャイムが鳴り男の人とお母さんが話してるのが聞こえた。






階段を上がる音がしてドアをノックしてきた。





「はい」

そう言ってドアをあけるとそこには高橋先生が居た。


「え、なんでここに。」


「あ、亜佳梨帰るね!お母さんご飯作って待ってるし!」


「まって!亜佳梨!!」


「お邪魔しました!」




そう言って亜佳梨は帰ってしまった。
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