一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜

「ありえない……ちょ、ちょっと!」


 日和の身体をすっぽりと洸夜は包み込み、耳元で囁かれた。


「ありえなくないから今ここで確証させてやるよ」


 低くて響く声が媚薬のように全身熱くを巡っていく。


「な、なに言ってんのよっ、あのねぇ! んんっ、ちょっとっ」
 唇にちゅっ。
「日和」
 頬にちゅっ。
「会いたかった」
 額にちゅっ。
「好きだ」


 最後の言葉にドキンと胸が高鳴る。こんなに真剣な表情で、声で好きだなんて言われたのは生きてきた中で初めてかもしれない。
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