一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜
 カーテンの隙間から漏れ光る朝日。今までにないくらい鮮明な夢に日和はハッと飛び起きた。


「やっぱり本当なんだ……」


 真田洸夜は本当に淫魔なんだ。いままであやふやだった顔の表情が今日ハッキリと見えた。あの吸い込まれそうなブラウンの瞳、あの日社長室で抱かれた時のように甘く優しい声で日和、と名前を何度も何度も呼んでいた。


「ん……冷たい」


 脚の間に感じる違和感。まただ。夢で抱かれてショーツを濡らしている。淫魔なんて有り得ないと思っているのに心のどこかでは納得している自分がいた。
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