一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜
「日和?」


 ……言わない。言わないけど、分かってよね。
 洸夜の首に腕を回し自分からキスをした。これで分かるでしょう?
 恥ずかしくて自分でも分かるくらいに顔が赤面している。そんな顔を見られたくなくてそっぽを向いた。


「まじで、可愛すぎ。もう抑えらんねぇよ」


 そっぽを向いていた日和の顔を洸夜は両手で包み込み正面を向かせた。欲情に滾った洸夜の顔がよく見える。


「ちゃんと俺に抱かれてるってしっかり見ておけ」


 真っ直ぐに見つめられ身体の奥底からジワジワと何かが湧き上がってくる。熱くて、甘い何かが。
 洸夜はネクタイをしゅるりと外し、ベストもシャツも剥ぐようにして脱ぎ捨てた。スーツの下の引き締まっ身体が眩しくて直視できない。


「駄目。ちゃんと目をそらすな」


 ぎしりとソファーがしなり、その瞬間唇が重なった。

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