ずっと好き

本音

あの日から数か月経ち仲直りしないまま三年生となった。




いつも通り学校へ行くとはーくんはいなかった。




一回も休んだことないのにその日は学校へ来ることはなかった。




れっくんがはーくんに絶交と告げてから四人で居ることはなくなったけど学校に来なかったのは初めてだったのですごく心配だった。






「れっくん。はーくん今日学校来ないけど何かあったのかな。」

「知らね。」

「だって今まで学校休んだ事なかったのに心配じゃん。」

「咲希はさ、あいつにあんな事されたのに何で心配出来るの?」

「だって、、幼馴染じゃん」

「俺はもう絶交したからも心配しない」

「れっくん。」

「廉は頑固だね」

「凛!」

「は?」

「本当は絶交したこと後悔してるんでしょ?」

「え?」



「何言ってんの」



「凜は廉と咲希とは中学から仲良くなって三人が知ってても凜は知らないこと沢山ある。
でも、絶交した日から元気ないしいつもの廉じゃないし悩んでるってことぐらい凜にだってわかる。
素直になりなよ。凛には幼馴染なんていないし三人が羨ましい。
せっかく再会できたんだよ?
凜は皆が好き。だからまた仲良くしてほしい。」




「凛。咲希も仲直りしたい。あの日のことは許せないけどまた皆でバカやりたい。」



「俺、後悔してた。
俺もあの日のことは許せないけど、何度も何度も仲直りしようとしてた。
でも、言えなかった。一回も休んだ事ない隼人が今日休んでて正直心配だったけど二人の前では強がってた。


俺、行ってくる。仲直りしてくる。」












そう言ってれっくんは走って行った。
















私は嬉しかった。

凜がちゃんと叱ってくれたこと、れっくんが素直に話してくれたこと。

また楽しい高校生活が始まると思ってた。
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