ずっと好き
真実
病院についてから廊下で待ってると病室から話声が聞こえた。
「もってあと一ヶ月でしょう」
え?今なんて言った?死ぬってこと?
「咲希、ごめん。隼人は癌なんだ。」
「え、なんでわかるの?」
「仲直りした日に全部聞いたんだ。」
仲直りした日の事全部れっくんが話してくれた。
信じたくなかった。
「なんで、なんで咲希には言ってくれなかったの!!!!
嘘だよね?嘘って言ってよ。ねぇ!!!」
「咲希落ち着いて!!凜が隣にいるから。」
「そうやってすぐ泣くから言いたくなかったんじゃないか」
「え?」
「ちょっと廉!」
「泣きたいのは隼人だよ。元々二十歳までは生きられないし高校卒業出来るのかもわからなかった状態だった。
さっき聞こえただろ?一ヶ月も生きられないって。」
「うん」
「俺たちは何もできない。病気を治すことも死なないように変えることもできない。唯一出来るのはいつも通り笑顔でいることじゃないのか?」
「そうだね。凜もそう思う。」
「俺だって泣きたいよ。でも隼人の前では我慢してる。咲希、最後ぐらい笑顔で過ごそう?」
「無理だよ」
そう言って私は走り出してしまった。
頭が追い付かない。わからない。涙が止まらない。信じられない。
「もってあと一ヶ月でしょう」
え?今なんて言った?死ぬってこと?
「咲希、ごめん。隼人は癌なんだ。」
「え、なんでわかるの?」
「仲直りした日に全部聞いたんだ。」
仲直りした日の事全部れっくんが話してくれた。
信じたくなかった。
「なんで、なんで咲希には言ってくれなかったの!!!!
嘘だよね?嘘って言ってよ。ねぇ!!!」
「咲希落ち着いて!!凜が隣にいるから。」
「そうやってすぐ泣くから言いたくなかったんじゃないか」
「え?」
「ちょっと廉!」
「泣きたいのは隼人だよ。元々二十歳までは生きられないし高校卒業出来るのかもわからなかった状態だった。
さっき聞こえただろ?一ヶ月も生きられないって。」
「うん」
「俺たちは何もできない。病気を治すことも死なないように変えることもできない。唯一出来るのはいつも通り笑顔でいることじゃないのか?」
「そうだね。凜もそう思う。」
「俺だって泣きたいよ。でも隼人の前では我慢してる。咲希、最後ぐらい笑顔で過ごそう?」
「無理だよ」
そう言って私は走り出してしまった。
頭が追い付かない。わからない。涙が止まらない。信じられない。