ずっと好き

味方

二年生になってから二か月経った。



転校してきてから凛も含めて四人でよく行動するようになった。




はーくんは顔も良かったので転校してきた日から先輩後輩同学年からとても人気だった。

れっくんは元々人気だったのではーくんとれっくんが二人で歩いてると皆が振り向く。


正直一緒に歩くのが恥ずかしい。




ある日突然先輩から呼び出された。



「話って何ですか」

「お前さ、隼人君と廉君とどんな関係なの」

「小さい頃からの幼馴染です」

「幼馴染だからって調子乗って金魚の糞みたいにくっついて歩いてるのか。」

「きも~。」

「本当にきもいね」

「調子になんて乗ってませんけど。」

「うちら先輩なんだけど」

「だから?」

「何その口の利き方。調子乗んじゃねーよブスが」

突然ビンタされた。

初めて呼び出しされてビンタされて怖くて泣きそうだった。

「何してるの?」

「はーくん、れっくん、凛」

「何してるんですか」

「いや、これは違うの、」

「俺の幼馴染に手出すのは例え先輩でも許さない。」

「だからちg、」

「さっさときえろ!!!!!」

初めてこんなに怒るはーくんを見た。



先輩が行った後我慢してた涙が一気に溢れてきた。


「咲希、ごめんね。凛気づいてあげられなくて」

「凛は何も悪くない。咲希ね、頑張って反抗したの。でね、もうあの時みたいな泣き虫のままじゃなくて三人には頼らずに強くなりたかったのに。また泣いちゃった。」

「咲希は見ないうちに強くなったな。」

「よし、今日は咲希の好きなクレープ買ってやる!帰るぞ」

「やった!」



どんな時でも味方してくれる三人が大好き。
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