イケメンを好きになってはイケません⁈
あっ、今朝のトラック。
じゃあ、あれは森下くんの荷物だったってこと?
えー⁉︎
「あのさ、あの、まさかとは思うけど……」
「何ですか?」
「知ってたの? わたしが住んでること」
森下くんは一瞬きょとんとして、それから笑顔になった。
「知らなかったですよ、もちろん。今の今まで。あっ、もしかして、会社の近くの横田不動産の仲介? おれもあそこで。もう即決でしたよ。だって、会社まで地下鉄1本だし、立地の割には安かったし」
わたしも同じ理由で選んだけど……
「これ、いいですよ。譲ります」
森下くんはアイスを手に取ると、わたしのカゴに入れてくれた。
「いいよ。食べたかったんでしょう?」
「いいですって」
「でもわたしのほうが先輩だし」
「いやいや、そんなの関係ないでしょ。ほら、早くしないと溶けちゃうから」
「でも……」
じゃあ、あれは森下くんの荷物だったってこと?
えー⁉︎
「あのさ、あの、まさかとは思うけど……」
「何ですか?」
「知ってたの? わたしが住んでること」
森下くんは一瞬きょとんとして、それから笑顔になった。
「知らなかったですよ、もちろん。今の今まで。あっ、もしかして、会社の近くの横田不動産の仲介? おれもあそこで。もう即決でしたよ。だって、会社まで地下鉄1本だし、立地の割には安かったし」
わたしも同じ理由で選んだけど……
「これ、いいですよ。譲ります」
森下くんはアイスを手に取ると、わたしのカゴに入れてくれた。
「いいよ。食べたかったんでしょう?」
「いいですって」
「でもわたしのほうが先輩だし」
「いやいや、そんなの関係ないでしょ。ほら、早くしないと溶けちゃうから」
「でも……」