イケメンを好きになってはイケません⁈
第7章 失恋ショック【海斗サイド】
とっくに9階に着いていたのに気づかず、そのまま1階まで降りてしまった。
部屋に帰る気が失せ、おれは表に出た。
道路前にある植え込みのレンガに腰を下ろし、しばらくぼーっとする。
あまりにもまぬけな話で、自分でも呆れる。
杉本さんに彼氏がいるなんて、まったく考えていなかったのだから。
能天気にも、好きだと告白すれば、当然うまくいくものだと疑っていなかった。
会社での目立たない彼女の姿に捉われすぎていたってことか。
結局、おれも他の連中と変わんないってことだ。
彼氏なんているはずないって、そんな色眼鏡を通して、彼女を見ていたのだから。
部屋に帰る気が失せ、おれは表に出た。
道路前にある植え込みのレンガに腰を下ろし、しばらくぼーっとする。
あまりにもまぬけな話で、自分でも呆れる。
杉本さんに彼氏がいるなんて、まったく考えていなかったのだから。
能天気にも、好きだと告白すれば、当然うまくいくものだと疑っていなかった。
会社での目立たない彼女の姿に捉われすぎていたってことか。
結局、おれも他の連中と変わんないってことだ。
彼氏なんているはずないって、そんな色眼鏡を通して、彼女を見ていたのだから。