イケメンを好きになってはイケません⁈
「そっか。じゃあ、おれなんかに勝ち目はないな。そんなすごい人だったら」
そんなことないよ。
森下くんのほうがすごい人だよ。
兄貴なんかよりずっと。
そう言いたかったけれど、もちろんその言葉は飲み込んだ。
「今日は会ってくれてありがとう。なんとか気持ちの整理ができそうだ」
彼はそう言って、別れ際に握手を求めてきた。
はじめて握った彼の手は、思いのほか大きかった。
そして、温かかった。
最後には、微笑みながら「彼氏と幸せになってください」とまで言ってくれた。
そんなことないよ。
森下くんのほうがすごい人だよ。
兄貴なんかよりずっと。
そう言いたかったけれど、もちろんその言葉は飲み込んだ。
「今日は会ってくれてありがとう。なんとか気持ちの整理ができそうだ」
彼はそう言って、別れ際に握手を求めてきた。
はじめて握った彼の手は、思いのほか大きかった。
そして、温かかった。
最後には、微笑みながら「彼氏と幸せになってください」とまで言ってくれた。