イケメンを好きになってはイケません⁈
 目に見えないドームに守られているような今の状態は、逆に心地がよかった。

 でも、そのドームを、森下くんはいとも容易に壊してしまったのだ。

 周囲の噂なんてどこ吹く風と、毎日わたしに話しかけてくる。

 とはいえ……
 わたしに興味を示してきた唯一の人物が、まさかの森下くんだなんて。

 彼が営業部に配属された初日のことは今でもありありと覚えている。

 2次元のヒーローでもないのに、これほどの美形が現実に存在するんだ……
 
 そう思って、ハンマーで頭を連打されたぐらいの衝撃を受けたことを。

 そして同時に、絶対にこの人を好きになってはいけないと、固く心に誓ったことも。
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