溺愛体質な彼は甘く外堀を埋める。
「今までみたいに,ずっと一緒にいてくれる?」

「うん。死ぬまでだって」

「凪,やっぱりちょっと重いよ。でも好き」

「ありがとう」



これ以上無い約束だと思う。

私はこれからだって,ずっと凪と一緒がいい。



「僕も,今まで以上に真理の事甘やかしてこうしてハグしていい?」

「これ以上? そんなこと,逆に出来るの?凪」

「もちろん,今までずっと我慢してた方なんだよ。もっともっと,真理の事甘やかしてあげたい。してあげたいことも,一杯あるんだ」

「ふふ,変なの。じゃあ私も!」



私達は,紆余曲折と遠回りをして。

この日,お互いに世界でたった1人の恋人になった。

ーいつか,この人のお嫁さんになれたらいいな。



                  ーFin
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