溺愛体質な彼は甘く外堀を埋める。
ー凪sideー
「凪…凪のクラスは何するの? 劇…だって」
下校途中,真理は眠たそうに僕に聞いた。
自分から何かを聞かれる。
そんな事は珍しくて,僕は目を見開いた。
クラスは,と聞いて,僕は文化祭のことかとあたりをつける。
パチッと目を見開いた真理は,恥ずかしそうに俺を見上げた。
取り下げられる前にと,真理に被せるように
「白雪姫」
そう答える。
真理が僕の事に興味を持ってくれたのに,みすみす手放すわけもない。
真理は驚いて見せて,まず。
「じゃあきすするの」
と,目を丸くして俺を見上げた。
真理の中で,王子は僕だと何故か決まっていた。
それがおかしくて吹き出すと,真理はうつむいてしまう。
「凪…凪のクラスは何するの? 劇…だって」
下校途中,真理は眠たそうに僕に聞いた。
自分から何かを聞かれる。
そんな事は珍しくて,僕は目を見開いた。
クラスは,と聞いて,僕は文化祭のことかとあたりをつける。
パチッと目を見開いた真理は,恥ずかしそうに俺を見上げた。
取り下げられる前にと,真理に被せるように
「白雪姫」
そう答える。
真理が僕の事に興味を持ってくれたのに,みすみす手放すわけもない。
真理は驚いて見せて,まず。
「じゃあきすするの」
と,目を丸くして俺を見上げた。
真理の中で,王子は僕だと何故か決まっていた。
それがおかしくて吹き出すと,真理はうつむいてしまう。