溺愛体質な彼は甘く外堀を埋める。
皆それぞれの帰省,担任のいる日,学校の閉鎖日。

色々合わせたら人数が集まらなくて,学校再開3日前の今日。

初めて全員集まる。

 

「こ,こんにちわ」

 

作業しに来たのは,私たちだけじゃない。

千夏くんのグループも集まっていた。

千夏くん達が囲んでいる場所をみれば,その中央にドラメちゃんが置いてある。

今は色塗りをしているようだった。

すごい…もう終わりそう。

また,不安になる。



「えっと,じゃあ……まずは材料を買いにいかなくちゃいけない……です。もう全員いますか?」

「多分」

「あ,うん…作り方を確認したり,今ある持ち寄ったものを確認する人と,買い出しにいく人を決めます。誰か材料班としていってくれますか?」
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