桜舞う天使の羽~天才心臓外科医に心臓(ハート)を奪われました。
それを確認してから美桜はAEDを開くと、音声ガイドに従って操作を開始する。AEDはフタを開けると自動的に電源が入った。(自ら電源を入れる物もあるの注意して下さい)中に入っている電極パッドのシールを剥がし、絵と音声に従い貼り付け、ボタンを押せば電気ショックが開始される。AEDには、小児モードと成人モードがあるので、小さな子が心臓停止した時は小児モードに切り替えてから使用して下さい。AEDは幅広い年齢層に使用頂けます。人の体に電気を流すのは勇気がいると思います。もし自分の目の前で、誰かが倒れ、AEDを使用しなければならない場面に遭遇したときは、迷わずAEDを使用して下さい。AEDは性能が良いため、心臓に異常が無ければ作動しないように出来ています。ただの貧血で倒れた人にAEDを使用しても、AEDは作動しません。逆に心臓に異常があり、電気ショックが必要なときは、音声ガイドで、ボタンを押すように音声ガイドで促されます。その時は迷わずボタンを押して下さい。みなさんの勇気が一つの命を救うかもしれないのです。
「正悟さん、DEAの準備できました」
美桜は男性の服を開き、素肌に電極パッドのシールを2枚貼り付けた。
「美桜、電気が流れるから離れて」
正悟がAEDのボタンを押すとAEDから電流が流れ、男性の体が大きく跳ねた。すぐに正悟が頸動脈に触れ脈を取り、美桜が呼吸を確認する。
「脈が触れ出した」
「呼吸も浅いですが、再開しました」