この政略結婚に、甘い蜜を
華恋に近付き、彼女の手をエミリーが取る。そして華恋は衣装部屋へと連れて行かれた。ウォークインクローゼットには、たくさんのドレスやスーツがかけられている。
「この中から、スキなの選んでクダサイ」
「ほら、零も選んで。俺たちはリビングに戻ってるね」
零も龍羽にクローゼットの前に連れて来られる。そして、二人は顔を見合わせて苦笑した。
「まさか、パーティーに参加することになるなんてね……」
「想像もしてませんでした。でも、ちょっとわくわくします」
お互いに衣装を選び合いをしよう、と零から提案されたため、華恋は一つずつスーツを見つめる。どれもおしゃれで迷ってしまう。
「う〜ん……」
真剣に悩む華恋を見て、零はクスクスと笑う。彼はどうやらもう決まったようで、その手にはフリルのついた赤いミニ丈のドレスがあった。
「そんなに難しく考えなくても、華恋の選んでくれたものなら何だって嬉しいよ?」
優しく微笑む零に対し、華恋はスーツと零を交互に見つめる。そして、真っ赤な顔で呟いた。
「ちょっと不安です。零さんかっこいいから……。綺麗な女性に言い寄られたりしないか……」
「この中から、スキなの選んでクダサイ」
「ほら、零も選んで。俺たちはリビングに戻ってるね」
零も龍羽にクローゼットの前に連れて来られる。そして、二人は顔を見合わせて苦笑した。
「まさか、パーティーに参加することになるなんてね……」
「想像もしてませんでした。でも、ちょっとわくわくします」
お互いに衣装を選び合いをしよう、と零から提案されたため、華恋は一つずつスーツを見つめる。どれもおしゃれで迷ってしまう。
「う〜ん……」
真剣に悩む華恋を見て、零はクスクスと笑う。彼はどうやらもう決まったようで、その手にはフリルのついた赤いミニ丈のドレスがあった。
「そんなに難しく考えなくても、華恋の選んでくれたものなら何だって嬉しいよ?」
優しく微笑む零に対し、華恋はスーツと零を交互に見つめる。そして、真っ赤な顔で呟いた。
「ちょっと不安です。零さんかっこいいから……。綺麗な女性に言い寄られたりしないか……」