願わくば溶けて



「あの、それちょっと改造してもよろしいですか?」


彼女の手に持っているチョコレートを指差し僕は思い付いた案を言ってみる。



「えっ、あっ!かっ、構わないです」



「じゃあ借りますね」



「はっはい」



お茶を乗せていた皿にチョコを僕は乗せそのままキッチンへ向かった。



キッチンに着くと同時にシンクの下から真っ白なまな板を取り出す。



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