最初で最後の恋をする
「みやび?」
「厘汰…」
「ん?」
「ドキドキするの…何?これ……」
「みやび、もしかして……俺のこと……」
「……っ…/////」
みやびの顔や耳まで真っ赤だ。
「みやび、抱き締めていい?」
「え……////」
「みやびを抱き締めたい……!」
そう言って、みやびを優しく抱き締めた厘汰。
みやびは何故か、涙が流れた。
「厘汰…」
「ん?やっぱ、嫌?」
「ううん。嫌じゃない……」
「じゃあ……キスは?」
「それは、まだ……」
「フフ…だよな(笑)
ごめん、調子に乗った……!」
ゆっくりみやびの背中を撫でる。
「どうしてかな?安心する…」
「フフ…じゃあ、みやびが気の済むまで撫でてやる」
みやびも厘汰の背中にゆっくり腕を回した。
二人はしばらく抱き締め合っていた。
~~~♪♪
みやびのスマホが鳴る。
「冴木?
━━━━もしもし?」
『みやび様!?
大丈夫ですか!?』
「うん。大丈夫よ。今どこ?」
『それが、みやび様のいるホテル近くで土砂崩れがあって、今日中にそちらに行けなくなって……』
「………え!!?」
思わず、フリーズするみやび。
『できる限り、早く向かいますのでもう少しお待ちください』
「うん、わかった」
『あと…すみませんが、厘汰様に代わっていただけますか?』
「え?うん。
………厘汰、冴木が代わってって」
「俺?
ん。
━━━もしもし?」
『ホテル近くで土砂崩れがあって、今日中にそちらに行けなくなりました』
「は?マジで!?」
『できる限り、早く向かいますのでもう少しみやび様をお願いします!』
「わかった」
『間違いのないよう……お願いします』
「わかってるっつってんじゃん!
みやびに嫌われるような行為、したくてもできねぇよ!!」
『………ですよね。
では、みやび様をよろしくお願いします!』
「どうする?みやび」
「そうだね」
「みやび、少し寝る?」
「え?」
「俺は寝れないから」
「でも……」
「好きな女と一緒にいて、寝るなんてできねぇよ」
「だったら、私も起きてる。
お話しよ?」
「眠くないならいいけど、疲れたんじゃね?」
「それは……」
「あ、頭撫でてやろうか(笑)?」
厘汰が微笑み言った。
「手…」
「ん?」
「手を握っててほしいかな…?」
「ん。わかった!」
みやびがベッドに横になる。
厘汰は床にあぐらをかいて座り、みやびの手を握った。
「おやすみ、みやび」
「ん。おやすみなさい…」
厘汰が部屋の電気を消して、サイドテーブル上のライトをつけた。
淡い光に、みやびの寝顔が照らされる。
「みやび、好きだよ…」
厘汰はずっと、みやびの寝顔を見つめていた。
「厘汰…」
「ん?」
「ドキドキするの…何?これ……」
「みやび、もしかして……俺のこと……」
「……っ…/////」
みやびの顔や耳まで真っ赤だ。
「みやび、抱き締めていい?」
「え……////」
「みやびを抱き締めたい……!」
そう言って、みやびを優しく抱き締めた厘汰。
みやびは何故か、涙が流れた。
「厘汰…」
「ん?やっぱ、嫌?」
「ううん。嫌じゃない……」
「じゃあ……キスは?」
「それは、まだ……」
「フフ…だよな(笑)
ごめん、調子に乗った……!」
ゆっくりみやびの背中を撫でる。
「どうしてかな?安心する…」
「フフ…じゃあ、みやびが気の済むまで撫でてやる」
みやびも厘汰の背中にゆっくり腕を回した。
二人はしばらく抱き締め合っていた。
~~~♪♪
みやびのスマホが鳴る。
「冴木?
━━━━もしもし?」
『みやび様!?
大丈夫ですか!?』
「うん。大丈夫よ。今どこ?」
『それが、みやび様のいるホテル近くで土砂崩れがあって、今日中にそちらに行けなくなって……』
「………え!!?」
思わず、フリーズするみやび。
『できる限り、早く向かいますのでもう少しお待ちください』
「うん、わかった」
『あと…すみませんが、厘汰様に代わっていただけますか?』
「え?うん。
………厘汰、冴木が代わってって」
「俺?
ん。
━━━もしもし?」
『ホテル近くで土砂崩れがあって、今日中にそちらに行けなくなりました』
「は?マジで!?」
『できる限り、早く向かいますのでもう少しみやび様をお願いします!』
「わかった」
『間違いのないよう……お願いします』
「わかってるっつってんじゃん!
みやびに嫌われるような行為、したくてもできねぇよ!!」
『………ですよね。
では、みやび様をよろしくお願いします!』
「どうする?みやび」
「そうだね」
「みやび、少し寝る?」
「え?」
「俺は寝れないから」
「でも……」
「好きな女と一緒にいて、寝るなんてできねぇよ」
「だったら、私も起きてる。
お話しよ?」
「眠くないならいいけど、疲れたんじゃね?」
「それは……」
「あ、頭撫でてやろうか(笑)?」
厘汰が微笑み言った。
「手…」
「ん?」
「手を握っててほしいかな…?」
「ん。わかった!」
みやびがベッドに横になる。
厘汰は床にあぐらをかいて座り、みやびの手を握った。
「おやすみ、みやび」
「ん。おやすみなさい…」
厘汰が部屋の電気を消して、サイドテーブル上のライトをつけた。
淡い光に、みやびの寝顔が照らされる。
「みやび、好きだよ…」
厘汰はずっと、みやびの寝顔を見つめていた。