オタクの妄想

昼食は、みんなで作ったカレーを食べて、片付けて、お風呂に入り、夜のイベントのキャンプファイヤーが始まった。

歌ったり、踊ったりして、とても盛り上がった。

(ちょっと疲れたなぁ…… 休憩しよ)

そう思い向かってると、そこには、朝宮くんがいて座っていた。

さっきのお礼を伝えると、

「全然いいよ。俺、楽と同じ中学だったからさ。だから、気にしなくていいよ 」

「そうなんだ 」

「うん。あいつ、見た目は怖いけど、根は良い奴だからさ」

「そうだったんだ 」

「おう!あ、また、なんかあった時はらいつでも頼ってくれていいからな 」

「うん」
と、頷くと、朝宮くんは微笑んだ。

私は、優しい人だなと思い、少しだけ、きゅんとしてしまった。


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