メイド喫茶へ・・・【短編】
落ち着いて、メニューに目を通した。
飲み物は一番最初のページに書いていた。さっきも目を通したはずなのに・・・。

ペラペラとメニューをめくる。
メニューは、そんなに多くない。
飲み物があって、デザートがあって、食べ物があって。
その次のページを見て、ボクは少し固まった。

『メイドさんと萌え萌えジャンケン ・・・500円
 メイドさんと萌え萌え危機一髪  ・・・500円
 メイドさんと萌え萌えデュエット ・・・500円』

そんなメニューがズラっと並んでいた。

こ、こんなのにお金取るんだ。

しかも、500円って、オレンジジュースより高い。

でも、普通のジャンケンじゃ無いのかも。
想像してみる。

もしかして、勝ったらほっぺにチューとか?
いや、それはいきすぎか。でも、アーンしてくれたりとか。


ボクは、その時複雑な感情に支配された。


ハッ!!
こ、これが『メイド萌え』ってやつかっ!!?

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