花子さん《短》
『花子さ…ん………』
『舞子さん。
死神と何話してるのかしら?』
そう嫌味を言いながら
入ってきたのは、
あの城ヶ崎芽衣と
笹野有花だった………
「城ヶ崎さん……あなた……
私を陥れるつもりでしょ?」
『なに言ってるの?あんたが
殺したくせに………』
そう不適な笑みを浮かべて
いった……
その笑みをみた舞子は
花子さんが言っていたことは
本当に本当なのだとわかった
『……花子さんは…人を……
殺したりなんかしない……』
舞子はそう反論した
「舞子……」
花子さんは舞子にわかって
もらえた嬉しさから
笑顔になった…
『なんなのよ。まぁいいわ。
有花!ハサミ!』
芽衣は有花からハサミを
受け取ると
花子さんに近づいた。