花子さん《短》





「な……んなの……?」




花子さんは異様な恐怖から
顔がひきつった……




『んふふ……あなたのその
自慢の髪切ってあげる』




そう言った途端花子さんは
有花に抑えつけられた……




『ちょ!やめなさいよ!』




舞子は必死に花子さんを
助けようとするものの
有花の方が力強く
あっさり押されてしまった……




『…っ。花子さん、
私先生よんでくる!』




そう言って舞子は走り
先生を呼びにいった……




『ふん。先生がくる前に
あんたをズタズタに
してやるんだから』




―――――ジョキ




「いやッ!」




芽衣は花子さんの長く美しい
髪をばっさりと切った……




ジョキジョキジョキジョキ




『あはははは。
まる〇ちゃんみた~い』




芽衣は花子さんの髪を
おかっぱにしてしまった…



「………ぅ……ぁ…」




トイレの鏡を見た花子さんは
自分の髪をみて唖然とした…




おかっぱになったなことに
よって、あの美しい容姿が
台無しになってしまったのだ…




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