花子さん《短》





『花子さん!先生連れて……
キャ―――――――!』




先生を呼びに言った舞子が
先生をつれてきた……




が、もう遅かったのだ……




『花子さん!花子さん!
死んじゃやだ!
また遊ぼうって言ったじゃん!
遊ぼうよ!!花子さん!!』




舞子は花子さんの体を譲って
泣き叫んだ……




先生は慌てて花子さんの
心臓に耳を当てたがもう
動いていなかった……………




『みんな教室に戻りなさい!』




そう先生は言った。




芽衣と有花はよたよたと
教室に戻ったが
舞子だけは花子さんから
離れなかった……




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