花子さん《短》





『花子さん、一緒に帰ろう。』




そう花子さんに話かけたのは




西野舞子




彼女は花子さんのよき親友で
あった……




「うん。待っててー」




そう言って机の横にかけていた
ランドセルをとり
机の中身をしまおうとした。


すると……



『「キャア!!」』




なんとランドセルの中に
3、4匹の蛙が入っていた…




「………」




『…何よこれ……ヒドイわ…
きっとあの人たちの仕業よ!』



そう舞子はヒステリックに
言った………




舞子の言ったあの人たちとは




城ヶ崎芽衣



笹野有花



田中由紀子



の3人組の意地悪軍団。


リーダーの芽衣による嫉妬から
いじめが始まったのだ……




「………決めつけるのは
よくないよ。もしかしたら
蛙が勝手に入ってきたのかも
しれないもん。」





『………花子さん…。』




花子さんはそういうと
蛙をベランダに追いやり
ランドセルに荷物をつめた。




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